桜郷里の暮らし(C様) ~居住者様インタビュー~

C様夫婦 入居者インタビュー

目次

こんにちは。2020年に三島へ移住したライターMinakoです。この記事では、静岡県三島市に新しく誕生した優良田園住宅地「桜郷里(さくらこうり)」での暮らしの魅力を、居住者の方々へ、移住者目線でインタビューしてご紹介します。

今回は、桜郷里へ入居後1年以上経ち、ワンちゃんと猫ちゃんと生活されている、Cさんご夫婦(仮名)へ、お話を伺いました。

南海トラフ地震に備えて、桜郷里一択

――はじめまして。今日は、ご自宅での暮らしや桜郷里を選んだ理由などについて、ぜひ伺わせてください。よろしくお願いします!まずは、ここへ引っ越した経緯を教えてください。

夫Cさん:一番の理由は、南海トラフ地震に備えてです。

妻Cさん:沼津と三島にある私たちの実家が、両方とも液状化エリアに入っていたため、もしもの時には家族が避難できるような場所に家を構えたいと考えていました。

夫Cさん:桜郷里は海抜120mほどあるので、大きな津波があった際の避難先になるなと。

――災害に備えてですね。これまでのインタビューでは出なかったキーワードです。桜郷里以外も検討されましたか?

妻Cさん:函南町の新しい住宅地なども検討しました。

夫Cさん:ただ、災害を考えると結果的に桜郷里一択でしたね。

他の条件も明確。「静かで広い土地」

――災害以外の観点でも、桜郷里を選んだポイントを教えてください。

妻Cさん:夫の仕事上、出来るだけ静かな場所が良かったです。

夫Cさん:ここは、近所のゴルフ場の音などが聞こえてきたり、小さな子供さんがいる世帯も増えていますが、敷地同士の距離もあり家の遮音性も高いので、近隣の音は全然気になりません。

妻Cさん:私は週末に仕事をしていたり、夫は平日の夜や休日にも仕事で不在になるため、家を空けることも多いのですが、そのぶん家にいる時間帯に「静かであること」は重要な条件でした。

夫Cさん:もうひとつは土地の大きさですね。

妻Cさん:今も十分に広いはずなのですが、「もう少し広い土地でも良かったかも」と感じることもあります(笑)。 真南を向いていないため少し陽が差す時間が短く、お隣に家が建っても庭のお花が陰にならないといいなと思っています。

――家同士の距離は3メートル以上確保されるので、隣に家が建っても日影ばかりになることは無いと思うのですが、日当たりに関して洗濯物など不便なことはありますか?

妻Cさん:ベランダに洗濯物を干すと15:00くらいには日陰になりますが、家の中でも十分乾くので不便は無いですね。

家の中のこだわりは、寒さしらずの床暖房

――今日は肌寒い気温ですが、とても快適であたたかい室内ですね。家の中でも洗濯物が十分乾くというのは納得です。

妻Cさん:エアコンのスイッチを入れてないのですが、床暖房が入っているんです。室内の温度は朝から20度を超えています。家の中が暖かくて快適で、寒いと感じる場所が無いですね。

夫Cさん:ほとんど全部の空間に床暖房を入れていて、廊下も、お風呂の床も、トイレの床まで入れています。ヒートショックなども起こらないように。

――す、すごい・・・!廊下やトイレまで床暖房のお宅は初めてです。ちなみに2階も含めてどんな間取りなのでしょうか?

夫Cさん:1階はリビングダイニングと和室、2階は3部屋で、主寝室とそれぞれの部屋があります。

妻Cさん:私はもともとエレクトーン、今はウクレレ、夫はギター、と楽器が趣味なので、趣味の部屋にしようと思いそれぞれの部屋を設けました。我家は、4重ガラスで防音が本当にしっかりしているので、周りを気にせず演奏できますよ。

ALL電化で光熱費は削減

――多くの部屋で床暖房を使っていると、電気料金は高くならないのでしょうか?

妻Cさん:ALL電化ですが、自動車の充電/24時間床暖房/毎日湯舟を沸かしたり/毎日の家事(料理・洗濯・掃除等)、それでも一番高かった冬場で電気料金は25,000円程度でした。

――夏にはもっと節約できそうですね。

妻Cさん:はい。エアコンは夏場の冷房しか使いませんが、一度冷えた部屋の温度もしばらく保たれるので、ずっと冷房を入れておく必要もないんです。ちなみに、真冬も半袖で過ごせるほど暖かくて快適ですよ。

――家の中が快適で光熱費は下がった。とても羨ましいです!

自分たちの価値観で選択

――他にも家を設計した際のこだわりがあれば教えてください。

妻C:本当はアイランドキッチンにしたかったのですが、そのためにはリビングダイニングをもう少し広くする必要がありました。他にも、私の要望を全て伝えたらすごい金額になったので、、、笑 色々と調整して今の家になりました。

――条件を削り調整する中で、譲れない部分もあったのではと思うのですが、今の設計にして良かったと感じる部分はありますか?

妻Cさん:もともと私たちは広い空間にこだわりがなかったんです。実家の間取りが大きくて光熱費のムダを感じていました。今生活していて実感しているのは「導線の良さ」ですね。リビングダイニングからキッチン、トイレまでなど、一番長く過ごす生活空間に必要なものがコンパクトにまとまっているので、導線の無駄が無くて完璧なんです。日々のストレスがとても少なくて、いい間取りだなと改めて感じています。たのしい家になりました。

――日々のストレスが無いって、良いですよね。土地や家のこだわりを伺ってきましたが、この区画を選んだ理由はどこだったのでしょうか。これまでのインタビューでは「景観」へのこだわりなどが挙げられたのですが、この奥の区画は別の理由なのかなと気になりました。

妻Cさん:この区画を選んだ理由は、安心感のある山側の区画が良かったからです。また、山から昇る朝日がとても気持ちよくて、各部屋からの景色も、窓から見える海、富士山、箱根山、、、贅沢な景観です。

スーパー等9つ。生活圏も足を延ばすにも、便利なアクセス

――買い物などの、日常的な周辺環境について教えて下さい。

妻Cさん:買い物は生協の「おうちCO-OP」を主に利用していて、長泉には店舗の「ユーコープ」もあるので、必要があれば同じものを買いに行けてとても便利です。一番近い「マックスバリュ」でも日常的な買い物をしますし、「JA」に野菜を買いに行くことも。

夫Cさん:「スーパーアオキ」や「イトーヨーカドー」、「しずてつストア」もたまに使いますね。少し距離はありますが「ららぽーと」もありますし、そこまで行かなくても「サントムーン」にもよく行きます。伊豆縦貫道なども使って、車で15分あれば買い物の選択肢は多いです。

妻Cさん:近所に農家さんがいらっしゃいます。顔見知りになり時々野菜を頂いたこともあります。

――これまでで一番沢山の店舗名を伺えました。選択肢が多くて買い物も便利ですね。買い物以外の周辺環境はいかがですか?

妻Cさん:車で15分程度の音楽教室に通っていますが、一号線沿いなのでアクセスが良く、どこへ行くにも交通の便はとても良いですよ。

――この1年で、どこか足を延ばして出かけたりしましたか?

妻Cさん:私たちは旅行もドライブも好きで、昨年は富士五湖まで芝桜を見に行きました。静岡は暖かいですし、出掛ける度にどんどん綺麗な道路も整備されていて、都心から引っ越してくる方が近隣地域に遊びに行くには本当に楽しくて良い立地だと思います。今はなかなか行けないですが、表参道や銀座が大好きなので、以前のようにまた年に数回は行きたいですね。

夫Cさん:表参道にはここから車で1時間半程度です。以前、銀座には50分程度で到着しました。

自然の近くでの暮らし。

――沢山の魅力を聞かせて頂きありがとうございました。まだまだこれから家を建てる方も増えてきて、今とは環境も変わっていくかと思いますが、「もっとこうなったらいいな」と感じる点や不便な点もあれば教えて下さい。

夫Cさん:そうですね。まだ自治会が無いので、ごみの管理や回覧板での情報共有など、よりよく暮らすための提案などが出来るようになると嬉しいですね。区画の半分くらい入居者が入れば、自治会も始まると伺っています。家が建っていなくても既に成約済の区画は増えているので、早く自治会が出来て欲しいです。

妻Cさん:桜郷里の住人以外の方々も散歩に来られたりするのですが、自治会が出来て住人みなさんと挨拶が出来れば、近くを散歩されている方が桜郷里の方なのか外の方なのかも分かるようになって、より安心出来ますね。

妻Cさん:近くの電線に鳥が群れで飛んできて洗濯物に鳥の糞が落ちたこともありました。ただ、すぐに鳥よけの対策をして頂き、今は群れで来ることは無くなりました。各家庭で東電等に連絡する事で、対策してもらえることが分かりました。

夫Cさん:郵便ポストなど些細な「これがあるといいな」というものはありますが、自動販売機は敷地内にあり助かっています。夜中にジュースを買いに妻に行かされる時に助かります(笑)

1年経っても、まだまだ楽しみなことは沢山

――最後に、まだ入居されて1年ですが、これからの楽しみなどがあれば教えて下さい!

妻Cさん:コロナ禍で今は友人が来る機会も少ないですが、友人を呼んで和室でお茶を立てたりしたいですね。それに、広めに作ったお庭の一部には、これから雑草対策も兼ねてロックガーデンにします。1年中おはながあるようにしたいです。毎日優しい気持ちで過ごせそうです。

夫Cさん:近くに公園や小川もあって、1年経っても近所の知らない道があります。

妻Cさん:ワンちゃんの散歩は桜郷里の敷地内をぐるっと回るだけで十分なのですが、まだまだ周辺を散策したいです。あと、私も夫も車が好きで、今は一人一台なのですが、キャンピングカーが欲しいなと思っています。以前幕張に行きショーを見学したりしていました。夢に終わらなければと…

――土地選びや家の設計、暮らし方に、みなさんそれぞれの価値観が現れていることを、今日のインタビューでも改めて感じました。まだまだ楽しみなことがこれからも沢山ありますね!今日は素敵なお話しをありがとうございました。

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コミュニケーション上手で近隣の方ともよくお話をされているというCさん。それでも「お互いに干渉せず、周りを気にせず、いい距離感で暮らせる。」とお話しされていたのが印象的でした。桜郷里での生活は、家の中も、土地も、それぞれの価値観で「自分達にとっての快適」が実現出来るのだなと感じました。

今後も桜郷里の居住者の方々へ、ここでの暮らしを伺っていきたいと思います。

インタビュー・文│Minako Ishibashi